令和元年度大規模地震時医療活動訓練に参加しました
令和元年9月7日(土)、内閣府主催による大規模地震時医療活動訓練が行われました。今回は首都直下地震(震度6強〜7)を想定し、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県を被災地と想定し、DMATの参集、活動、実動訓練が実施されました。
当院DMATは空路、参集拠点である成田国際空港へ参集、東京都東北部医療圏の活動拠点本部となる東京女子医科大学東医療センターへの派遣を命じられました。訓練は、高速道路をはじめ主要幹線道路は寸断された想定で実施されました。交通情報を見ながら進入ルートを検索し、荒川区にある東京女子医科大学東医療センターを目指しました。
活動拠点本部到着後は、足立区にある西新井病院で病院支援に入りました。上位本部と連絡調整をとりながら他のDMAT(香川1隊 岡山2隊)と共に傷病者の対応に当たりました。
空路での参集指示あり 高松空港より参集拠点である成田国際空港へ
成田国際空港参集拠点へ到着を報告。
東京都東北部医療圏活動拠点本部 (東京女子医科大学東医療センター)への派遣が決定。
必要な情報を収集すると共に進入ルートを模索し東京女子医科大学東医療センターを目指した。
東京都東北部医療圏活動拠点本部である東京女子医科大学東医療センターへ到着。
当院DMATは西新井病院に対する病院支援となりブリーフィングを行う。
西新井病院(196床)が受け入れた多くの傷病者は整形外科的処置が必要であったが、整形外科医師がいないため院内では対応ができず、域外への搬送調整がDMATの主な任務となった。
病院支援に入ったDMATと病院側とのミーティング
傷病者リストの作成
振り返り
実災害において東京都東北部医療圏は最も被害が重い地域とされており、人口60万人以上に対してわずか数箇所の医療施設で対応することは、治療の優先順位に厳しい判断も必要となる。
集合写真 岡山医療センターDMAT
岡山赤十字病院DMATと共に